転職の証明写真は「スーツ」で好印象を演出!選び方やインナーも解説
写真:福井達也

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福井達也

ポートレートや家族写真を中心に撮影活動しているフォトグラファー。バンタンデザイン研究所専門部を卒業後、広告代理店勤務を経て独立。母校で講師も行うなど幅広く活躍されている。

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はじめに

社会経験を積んでからの転職活動は新卒就活とは違った戦略が必要ですが、それは証明写真に関しても同じです。

特にスーツに関しては、新卒就活では「リクルートスーツ1択」だったものの、転職となるとどんなスーツを着れば良いか分からない方も多いのではないでしょうか?

  • 「転職のために履歴書を用意するけど、スーツは何を着るのがおすすめ?」
  • 「転職の証明写真でリクルートスーツはあり?」

など、転職の証明写真でスーツに関わる疑問は尽きません。

そこで今回の記事では、転職の証明写真撮影時に気になる「スーツ」について詳しく解説していきます。

この記事でわかること

  • 転職写真はスーツを着るべき?
  • 転職写真に適したスーツの色・柄
  • 転職写真にふさわしいネクタイやシャツの選び方

転職の証明写真は男女ともにスーツが無難!

転職の証明写真は「スーツ」で好印象を演出!選び方やインナーも解説3

転職の証明写真は、男女ともにスーツでの撮影がおすすめです!

転職者を募集している企業は、多くが即戦力を求めて採用活動をしています。

そのため、社内で育成を前提としている新卒と異なり、社会人としての基礎的な力はすでに身についている人材が求められます。

履歴書の証明写真でスーツを着用することは、基本です。

その写真で私服を着用していると、「マナーが身についてないのかも」と疑われてしまう恐れもあります。

上記の理由から、転職の証明写真では、男女ともにスーツを着用することをおすすめします。

転職証明写真で「リクルートスーツ」はアリ? 

転職の証明写真で「リクルートスーツ」は、特殊な事情がない限りおすすめできません

20代で「第二新卒」と呼ばれる転職活動をする方は、リクルートスーツを着用していても問題ありません。

これは第二新卒が就活と同様に「ポテンシャル」を見込まれての採用となるためです。

20代後半以降の転職活動では、社会人としての経験を評価されて選考が進みます。

そのため、社会人経験を裏付けるビジネススーツが転職の証明写真の服装には適しています。

転職の証明写真を撮る際は、ビジネススーツを着用しておけば問題ありません。

転職の証明写真で好印象を与える「スーツ」の選び方 

転職の証明写真は「スーツ」で好印象を演出!選び方やインナーも解説1

転職の証明写真で好印象を与えるためにはスーツの選び方も重要です。

ここからは、転職の証明写真に適したスーツの選び方を詳しく紹介していきます!

転職の証明写真におすすめなスーツの「種類」

転職の証明写真では、男女ともに「ビジネススーツ」がおすすめです。

転職というフォーマルな場で着用する服として違和感もなく、ぴったりです。

逆に、以下ようなスーツは転職写真に適さないため控えましょう。

  • ・ブラックスーツ:礼服。通常よりも黒が濃く光沢がない
  • ・リクルートスーツ:作りが簡素でデザインがシンプル
  • ・カジュアルスーツ:普段の服装にも合わせられる

実際に働く際の姿をイメージしてもらうためにも、ビジネススーツでの証明写真がおすすめです。

転職の証明写真におすすめなスーツの「色」

転職の証明写真では、以下の色のスーツがおすすめです。

  • ・色
  • ・グレー
  • ・濃紺

ダークカラーのスーツは男女問わず「信頼感」「安定感」のある印象を与えます。

一方、原色のスーツは派手な印象を与えてしまい転職の証明写真には不向きのため避けましょう。

転職の証明写真におすすめなスーツの「柄」

転職の証明写真では、「無地」または「シンプルな柄」のスーツがおすすめです。

シンプルな柄とは、証明写真では目立ちづらい以下のような柄です。

  • ・薄めのストライプ
  • ・グレンチェック

転職の証明写真で柄が目立つスーツを着用していると「不真面目」と応募先の企業に疑われてしまうかもしれません。

目立つような柄のスーツは避けることをおすすめします。

転職の証明写真におすすめなスーツの「サイズ」

スーツのサイズ感は、着る人の印象を大きく左右します。

転職の証明写真では、体にしっかりとフィットしたスーツを選ぶことが大切です。

男女別の「スーツの適正なサイズ」は以下を参考にしてください。

  • 【男性の場合】
  • ・ジャケットの肩幅が体にぴったり合っている
  • ・袖丈はシャツの袖が1cm程度見える長さ
  • ・パンツの裾は靴に少し乗る程度(ハーフクッション)が自然
  • 【女性の場合】
  • ・ジャケットはウエストがほどよく絞られたシルエットを選ぶ。
  • ・袖丈は手首のくるぶし辺りでシャツが少し見える長さがベスト。

転職の証明写真で好印象を与える「スーツ」の着こなし術

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スーツの着こなしポイント

  • ジャケットのボタンは座る時は外す
  • 襟元や肩周りにシワが出ないよう調整する

証明写真では、着こなしのちょっとした乱れが目立ちます。

座った時にジャケットのボタンを留めていると、布が余ってしまいシワの原因となります。

そのため、撮影時はボタンを外して転職写真を撮るようにしましょう。

きれいな転職写真を撮るならスーツ以外のアイテム選びも重要!

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転職の証明写真で重要なのはスーツだけではありません。

以下では、転職写真にふさわしいインナーシャツネクタイをまとめました。

転職写真にふさわしいインナー・シャツは?

  • 【おすすめのインナー・シャツ】
  • ・女性→白や淡いブルーのブラウス/胸元が開きすぎず透けにくい素材
  • ・男性→白無地や水色のワイシャツ/襟が立ちすぎないレギュラーカラー

シャツやインナーは、スーツと同様に清潔感が大切です。

特に白系のシャツはレフ板の役目を果たすため証明写真の顔映りも良くなり、明るく誠実な印象を与えます。

より清潔感のある爽やかなイメージを演出したい男性の方は水色のワイシャツも良いでしょう。

派手な色や過度な装飾のあるシャツは、スーツと同様に不真面目な印象を与えてしまうため避けましょう。

転職写真にふさわしいネクタイは?

  • 【ふさわしいネクタイ】
  • ・色→ネイビー、エンジ、グレーなどの落ち着いた色
    ・柄→ストライプや小さなドットなどシンプルなもの
    ・太さ→標準的な幅(7〜8cm)。スーツのラペルの太さに合わせる
    ・素材→シルクやポリエステル。光沢を抑えた質感のもの

ネクタイは、第一印象を左右するアクセントアイテムです。

シャツやスーツと比べると個性の出しやすいアイテムです。

しかし、色や柄は主張しすぎず、スーツやワイシャツとのバランスが取れているものを選ぶのがおすすめです。

ネクタイの場合も派手なデザインは避け、シンプルかつ上品な印象を目指すことがポイントです。

転職の証明写真におけるスーツのまとめ

記事のまとめ

  • 転職写真では「信頼感・清潔感・社会人らしさ」を伝える
  • リクルートスーツでは伝わらない「社会人らしさ」をビジネススーツで表現
  • スーツの色は「黒・グレー・濃紺」が鉄則
  • スーツ・シャツ・ネクタイまで細部を整えて、確実に好印象を狙おう

本記事では、転職の証明写真において非常に重要な「スーツ」と、関連するアイテムを解説しました。

転職活動では、写真1枚でも「この人は即戦力になりそうだ」と思ってもらえるような印象を与えることが重要です。

そのためには、リクルートスーツではなく、ビジネスの場で信頼を得られるようなスーツを選び、サイズ感や着こなし、シャツ・ネクタイにまで気を配ることが求められます。

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