転職の証明写真で「ピアス」をつけるのはアリ?与える印象を解説アイキャッチ
写真:真早流結実

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フォトグラファー

真早流結実

プロフィール写真をはじめ、モデル広告撮影や、ミセス関西コレクションオフィシャルカメラマン、愛知県大府市パンフレット専任フォトグラファーとして行政関係の撮影も行うなど幅広く20年近く活躍している。

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はじめに

転職活動を始めると、まず必要になるのが履歴書や証明写真です。中でも証明写真は、採用担当者の第一印象を大きく左右する重要なポイントです。

清潔感や信頼感を伝えるためにも、身だしなみには十分注意したいところですよね。

そんな中で

  • 「ピアスをつけたまま証明写真を撮っても大丈夫?」
  • 「ピアスをつけて証明写真を撮ってしまったけど撮り直すべき?」

という疑問を持つ方もいるのではないでしょうか?

普段はファッションの一部として楽しんでいるピアスですが、転職の場ではどう見られるか分からないですよね。


そこでこの記事では、転職活動における証明写真でのピアスの扱いについて詳しく紹介します。

証明写真を撮る前にチェックしておくことで、企業側に与える印象をより良いものにできますよ。

この記事で分かること

  • 転職の証明写真でピアスをつけるのはOKかどうか
  • 転職の証明写真でピアスが与える印象
  • ピアスをつけたまま撮ってしまったときの対処法

証明写真はたった一枚の写真ではありますが、転職活動における“顔”とも言える存在です。マナーと印象の両面から、しっかりチェックしておきましょう。

転職の証明写真を「ピアスをつけたまま」撮影するのはおすすめしない!

転職の証明写真で「ピアス」をつけるのはアリ?与える印象を解説1

結論から言うと、転職用の証明写真では、ピアスを外して撮るのが無難です。

なぜなら、どんなに小さくても、ピアスは「華美な装飾品」として見られることがあるためです。

特に、企業の人事担当者は第一印象を重視しており、少しの装飾でも「派手」「ビジネスマナーに欠ける」といった印象を持たれることがあります。

もちろん、会社や職種によってはピアスが気にならないケースもありますが、すべての企業に当てはまるわけではありません。特にオフィスワークや接客業など、きちんとした印象が求められる職場では注意が必要です。

転職活動における証明写真は、自分の「信頼感」や「清潔感」を視覚的に伝えるツールです。

少しでも採用担当者にネガティブな印象を与える可能性がある要素は、極力排除しておくのが無難です。

転職の証明写真でピアスが与える印象は?

転職の証明写真で「ピアス」をつけるのはアリ?与える印象を解説2

ピアスが与えうるマイナス印象

  • ビジネスマナーに対する意識が低い
  • 自己主張が強い
  • 真面目さや誠実さに欠ける

ピアスをつけたまま転職用の証明写真を撮ると、「仕事とプライベートの切り替えができない人」という印象を与えることがあります。

特に大ぶりのピアスや目立つデザインのものは、ビジネスの場にふさわしくないと判断されるケースがあるのも事実です。

職種や業界によって許容度に差はあるものの、面接担当者が保守的な価値観を持っている可能性を考慮すると、避けておくほうが無難です。

転職の証明写真でつけていても問題ないピアスもある

転職の証明写真で「ピアス」をつけるのはアリ?与える印象を解説3

一方で、転職写真ではすべてのピアスがNGというわけではありません。目立たないデザインのものであれば、つけたままでも許容されるケースもあります。

たとえば、以下のようなピアスは比較的マイナス印象を与えにくいでしょう。

OKなピアス例

  • 透明ピアス(樹脂素材など)
  • 肌なじみの良い小粒のスタッドピアス
  • 小粒のパールピアス

これらは肌や髪色と自然になじみ、写真で見たときに主張しすぎないため、清潔感や落ち着いた印象を保ちやすくなります。

また、アパレルブランドやアクセサリーメーカーなどでは、そのブランドのイメージに合ったピアスを選ぶと好印象です。

ピアスをつけたまま転職写真を撮ってしまった場合の対処法

転職の証明写真で「ピアス」をつけるのはアリ?与える印象を解説4

では、大ぶりのピアスをつけたまま転職の証明写真を撮影してしまった場合はどのように対処すれば良いのでしょうか?

以下では、正しい対処法を2つ紹介していきます。

1. レタッチで隠す

ピアスを写してしまった証明写真を使いたい場合、画像加工でピアス部分を自然に消す「レタッチ処理」という手があります。レタッチによって、自然にピアスを隠すことが可能です。

ただし、この作業を自分で行うのはおすすめしません。

素人が加工すると、肌の質感が不自然になったり、左右で耳のバランスが崩れたりと、かえって違和感のある仕上がりになってしまうからです。

そのため、レタッチを希望する場合は、写真スタジオや専門業者に依頼するのが安心です。プロによる自然な補正で、印象を損なわずにピアスを消してもらえるでしょう。

2. ピアスを外して撮り直す

大ぶりで目立つピアスをつけてしまうと、どうしてもレタッチで隠しきれないことがあります。

気になる方は、ピアスを外し、再度証明写真を撮り直しましょう。

多くの写真スタジオでは、撮影後すぐに写真を確認できるサービスを提供しています。そこで耳元の写りが気になった場合は、その場で撮り直しをお願いするのも良いでしょう。

撮影時には、ピアスの穴が気になる方もいるかもしれませんが、カメラの写り方によってはほとんど目立たないことがほとんどです。

どうしても気になる場合は、先述の透明ピアスをつけて撮影するのも一つの手です。

転職証明写真におけるピアスのまとめ

記事のまとめ

  • 転職用の証明写真では、ピアスは基本的に外して撮るのがおすすめ
  • 透明ピアスや控えめなパールタイプであれば許容されることもある
  • ピアスをつけたまま撮影した場合は、レタッチの活用か撮り直しをする

転職活動においては、些細な見た目の違いが相手に大きな印象を与えることがあります。ピアスもその一つであり、証明写真においては極力「無いほうが無難」と言えます。

転職活動においてどの業界でも共通するのは、「第一印象は控えめで誠実に」が基本という点です。

「外すか迷ったら、外しておく」このシンプルな判断が、あなたの印象をより良いものにするかもしれません。