商社志望におすすめの戦略的な就活写真の撮り方をプロが解説!3アイキャッチ
写真:真早流結実

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真早流結実

プロフィール写真をはじめ、モデル広告撮影や、ミセス関西コレクションオフィシャルカメラマン、愛知県大府市パンフレット専任フォトグラファーとして行政関係の撮影も行うなど幅広く20年近く活躍している。

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はじめに

就活写真は業界によって「特有の好み」があり、それらをしっかりと把握し合わせて撮影することで、企業側に与える第一印象をより良くすることができます。

もちろん「商社」も特有の好みがあり、しっかりと対策できれば高評価です。しかし、商社に好印象を与える就活写真の撮り方情報はニッチなので、やや探しづらいのが難しいところです。

これから就活写真を撮影しようと思っている商社志望の就活生さんの中にも「どんな服装、雰囲気の就活写真がいいのだろうか…」と悩んでいる方もいることでしょう。

そこで、今回は利用者クチコミ1位の就活生の証明写真を撮影したきたスタジオインディから「商社におすすめの就活写真の撮り方」について徹底解説します!

この記事でわかること

  • 商社の事業内容から商社志望が就活写真で採用担当者に与えるべき印象
  • “女性”の商社志望の就活写真の撮り方
  • “男性”の商社志望の就活写真の撮り方

「商社」って何?

商社の就活写真に求められる要素を理解するには、事前知識として「商社の事業」について知っておく必要があります。よく混同されがちなメーカーとの違いなどについても簡単に解説します。

商社の主な事業は、以下の2つです。

「トレーディング事業」
商材の貿易や販売・流通を行う
「投資事業」
成長が見込まれる産業に対して総合的に投資する
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「トレーディング事業」は、商社の伝統的な事業です。

  • ・売買を行いたい企業同士の仲介
  • ・貿易手段の手配
  • ・流通経路の整備
  • ・販促活動

などのあらゆる商業活動を行い、手数料や取引差益で利益を得ています。対象となる商材は商社によって様々で、幅広い商材を取り扱う「総合商社」と、特定の分野の商材を主に扱う「専門商社」に分かれています。特に総合商社は扱う商材と影響範囲の広さから「何でも屋」と表現されるほど、社会の様々な商業シーンに関わっています。

商社志望におすすめの戦略的な就活写真の撮り方をプロが解説!6
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商社は単なる商行為だけでなく、「投資事業」にも力を入れつつあります。成長が見込まれる事業にヒト・モノ・カネを投資し、投資先の事業拡大を目指す事業です。

投資先からの配当などによるバックだけでなく、商社が抱える他事業との相乗効果を産む目的でも行われます。

「商社」と「メーカー」の違いは何?

よく混同されがちなメーカーとの違いは「自社で製品を製造しているか」です。

【メーカー】
何らかの商材を製造する会社
【商社】
メーカーの製造する商材の商業活動を総合的にサポートする会社
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ややこしいのは商社のグループ会社にも多数の「メーカー」が含まれていることです。例えば、総合商社の丸紅は「丸紅ファッションリンク株式会社」というアパレルの製造・販売を行う会社のほか、多数のメーカー子会社を有しています。

このように商社の影響範囲があまりにも広大なのも、商社とメーカーが混同される原因だと言えます。

商社志望が就活写真で採用担当者に与えるべき印象

  • ・トレーディング事業
  • ・投資事業

これらの業務を行う商社が求める人材、つまり就活生が就活写真でアピールすべき印象とはなんでしょうか。商社志望の就活生さんは、次の3つの印象がアピールできるような就活写真の撮影を目指しましょう。

  • ・人を巻き込む積極性&リーダーシップ
  • ・あらゆる環境に適用できる活発さ
  • ・万人受けする誠実さ&優しさ

以下でそれぞれ解説していきます。

就活写真で与えるべき印象1:人を巻き込む極性積・リーダーシップ

商社は他の業種と比較して、業務上の関係を持つ人数が非常に多い傾向にあります。仕事の規模が大きいため、扱う金額も非常に高額なことが多いです。そうした仕事は当然、自分ひとりや少人数ではやっていけません。社内外の多くの人と関わりながら大きな仕事に挑んでいくことになります。需要と供給の中間に立つ仕事柄、関係者の仕事を促進する役割も求められることも多いです。

そのため商社マン・レディには「他の人を巻き込む積極性」や「多くの関係者をまとめるリーダーシップ」が求められるわけです。積極性やリーダーシップをアピールするために、「信頼感」や「聡明さ」が伝わるような就活写真が好ましいでしょう。

就活写真で与えるべき印象2:あらゆる環境に適応できる活発さ

「配属ガチャ」という言葉が話題になる昨今ですが、商社は特に国内外を問わない配属や転勤・出張が多い職種のひとつです。慣れない土地での勤務を命じられ、ゼロから人間関係を構築する必要があるシーンも多いでしょう。

また前述した通り、商社の影響範囲はあまりにも広く、あらゆる商材や商行為を担当する可能性があります。

そのため商社では「どんな環境にも適応できるバイタリティ」のある人を求めているのです。

写真でバイタリティを印象付けられるように「健康的」で「目元がキリッとした」就活写真を撮影しましょう。

就活写真で与えるべき印象3:万人受けする誠実さ・優しさ

国内外のあらゆる土地で多くの関係者と協業するには、積極性やリーダーシップだけでは不十分で、「万人受けするような誠実さや優しさ」も必要とされます。商社マン・レディは、その時その土地で円滑に仕事を遂行するための良好な人間関係を築く必要があるのです。

業務上の人間関係の構築は「仕事の進め方」と「コミュニケーション」が起点になります。どちらにも誠実さと優しさを持って臨める人材であることをアピールするために、「爽やかさ」や「柔和さ」が伝わる就活写真の撮影を心がけましょう。

【女性】商社志望の就活写真の撮り方

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実際に商社志望の女性就活生の就活写真の撮る際のポイントについて解説します。

  • 髪型
  • メイク
  • 服装
  • 背景
  • 表情

髪型

就活写真においては髪型の印象も極めて重要です。商社の就活シーンで好まれる髪型もあるので、しっかりとおさえておきましょう。

  • ・ミディアム〜ロングヘア
  • ・ショートヘア

の髪の長さ別に紹介します。

ミディアム〜ロングヘア

ミディアムからロングヘアの方には「一つ結び」がおすすめです。

一つ結びはバリキャリの女性のイメージから「誠実」や「知的」といった印象につながりやすい髪型になります。

また小さい頃を思い返すと、アクティブな女の子ほど一つ結びやショートにしていましたよね。というわけで一つ結びは「活発」というイメージも付与でき、商社の就活シーンにはピッタリです。

注意点としては「耳よりも低い位置で結ぶこと」です。日常シーンのポニーテールはいわゆる「ゴールデンポイント」で結ぶ方も多いと思いますが、幼い印象を持たれやすくなります。知的で大人な女性を演出するためにも、結ぶ位置には注意しましょう。

ショートヘア

一方でショートヘアの方には「耳掛けストレートヘア」がおすすめです。

幼く見られやすいショートヘアですが、同時に「活発」や「健康的」な印象につながりやすい髪型でもあります。前髪を斜めに分けて耳にかけることで、グッと大人っぽくなり、幼く見える点も十分にカバーできますよ。撮影時や面接時は崩れないように、目立たない黒ピンでしっかりと留めるようにしておきましょう。

メイク

商社レディを目指す方の就活写真撮影時のメイクについて、累計10万人以上の就活生の証明写真ヘアメイクを行うスタッフが解説します。

ベースメイク

  • ・ムラなく顔色のよい健康的な肌に!
  • ・誠実感の出るマットな仕上がりに!

ベースメイクは大きな差が業界職種別で出づらい部分ですが、当然メイクや肌の土台となる部分ですので手抜きはできません。

  • 「化粧が崩れぎみ」
  • 「肌トラブルが目立つ」
  • 「顔色が悪い」

のような就活写真にならないよう、しっかりと準備を進めましょう。

ムラなく崩れないメイクを作るポイントは「しっかり保湿」と「余計な油分のオフ」です。しっとり肌で化粧ノリをよくするとともに、余計な油分は適宜ティッシュオフするようにしましょう。油分が多い場合はクリームでの保湿は控えてもよいですね。

商社向けのベースメイクの仕上がりは「健康的」や「誠実感」を演出する必要があります。肌トラブルや化粧崩れは致命的なので、下地やファンデは「カバー力」や「キープ力」がかかせません。また、誠実感やきちんと感が出るようにある程度マットな仕上がりなるものを選びましょう。顔色に自信がなければトーンアップの効果があるものもおすすめですよ。

アイメイク

  • ・目元は自然に目尻を印象づけてキリッと!
  • ・派手にせず誠実感を損なわないよう注意!

アイメイクは「キリッと」と「誠実感」の両立を目指しましょう。アイシャドウ・アイライナー・マスカラの3つを使って目の存在感を底上げしますが、それぞれナチュラルな色を使用すると派手になりすぎませんよ。

アイシャドウは肌に馴染みやすくてラメ感の少ない、ナチュラルなベージュ系やブラウン系がおすすめです。4色ぐらいのパレットタイプだと使いやすいですね。

商社レディに近づけるため目元をキリッと強めの印象にするようメイクをするとケバい印象になりやすいので、目を閉じた時のまぶたの膨らみから外には大幅に塗らないようにしましょう。

アイライナーは黒だと知的な印象に仕上がりますが、もともと目の存在感が強い人にはナチュラルなブラウン系もおすすめです。「細く」を意識して引くのが重要です。長さも2〜3mmであれば目立ちすぎずにちょうどよいですね。

マスカラもあくまでもさりげなく乗せるようにしましょう。「盛る」のではなく、もともとあるまつ毛を「クッキリ」させるイメージですね。色は黒か暗めのブラウンで、ダマにならないよう繊維が少なめのものがおすすめです。乗せすぎないように、使用前にしっかりとティッシュなどで量を調節するのを忘れないようにしましょう。

アイブロウメイク

  • ・眉毛は強い意志を演出するのが大事!
  • ・アーチ眉・直線眉・上がり眉の形が商社志望にはおすすめ

眉毛は目よりも形や角度が様々な分、ある意味で目よりも重要なパーツです。「強い意志」をアピールできるとともに「爽やかさ」も感じられる自然な眉を目指していきましょう。

眉毛はアイブロウペンシルかアイブロウパウダー、またはその両方を使ってもOKです。色味としては黒でもOKですが、重たくなりすぎて社交性に欠ける場合はグレーやダークブラウンもおすすめですよ。

商社志望の方は、

  • ・アーチ眉
  • ・直線眉
  • ・上がり眉

と、自立した女性を演出しやすい形がおすすめです。

写真撮影時はストロボの強い光が当たるため、普段よりも若干濃いめに色を乗せるとよいですね。眉山もややしっかりめに作り、眉頭から眉尻にかけて徐々に濃くなるように書くと自然な印象になります。色の濃淡が出過ぎたら、パウダーで全体がある程度均一になるようにぼかして仕上げましょう。

チークメイク

  • ・「健康感」と「柔和さ」が感じられる血色に!
  • ・子どもっぽくならないように注意!

チークは健康的でかつ柔和な印象を演出できるように、血色をプラスしましょう。色味は自分の肌に馴染む色を選ぶのがベストですが、選択肢としてはコーラル系かオレンジ系、ローズ系がおすすめですよ。ただ、ラメが入っているチークは撮影時に不自然にてかって写る危険性があるので使用を避けてください。

ストロボの光で飛ばないように少ししっかりめに色をいれるのがコツです。笑ったときに頬が高くなる部分の若干下あたりから、耳に向かって斜めに細長い楕円形に色を乗せていきます。顔がシュッと引き締まり、大人で知的な印象にもつながります。丸く入れたり、頬骨の高い位置から内側に入れたりすると、子どもっぽい印象になってしまうので注意しましょう。

リップメイク

  • ・馴染みやすく健康的に見える色味を選択!
  • ・信頼感や誠実感が出るように輪郭はくっきりと!

カラーは「肌馴染みがよい」「元の唇に近い」「健康的に見える」といった点を重視して選びましょう。コーラル系やピンクベージュ、落ち着いたローズ系などから、自分に合ったものを選ぶのがおすすめです。赤系リップが流行っていますが、就活には不適切なのでやめておきましょう。同様にラメ感があったり、ツヤ感が強いものもNGです。ほんのりツヤがでるセミマットな質感のリップを選ぶとよいですよ。

リップを塗るときは、唇の形にしっかり沿って塗ることが重要です。輪郭はぼかさずにしっかりと出すことで、信頼感や誠実感の演出につながります。ただし下唇の端部分だけは、口角が自然と上がって見えるように、本来の唇の幅よりも少し上げ目に塗るのがおすすめですよ。後からコンシーラーで下唇の端だけカバーするのも効果的です。

服装

大勢の人が同じような格好をする就活シーンですが、こだわることで差をつけることができます。就活写真で写る上半身の女性就活生の商社向けコーディネートを紹介します。

リクルートスーツ

商社志望の就活写真撮影時はリクルートスーツは、ずばり「濃紺や濃いグレーのスーツ」がおすすめです。商社は非常に人気の業界のためエントリー数も多く、就活写真も埋もれがちです。しかし、黒以外のダークカラーを着用して就活写真を撮影すれば、多少なりとも違いを出すことができます。まさに戦略的な撮り方です。

就活時にはブラックスーツを着用しなくてはいけないというルールはありません。もちろん抵抗があれば黒でも構いませんが、黒にできるだけ近いグレーや紺の色であれば十分問題なく、存在感をプラスして就活シーンに臨めますよ。

ブラウス / シャツ

商社志望の女子就活生の皆さんは、スキッパータイプのブラウスやシャツを選ばれる方が多いです。顔周りがスッキリ見えて、明るく活発的な印象を与えやすいためですね。襟は出しても出さなくてもOKですが、出した方がよりバイタリティを感じる印象になります。

色は白で柄は無地のものが鉄板です。薄いピンクや薄いストライプでも、女子っぽく幼稚な印象につながります。キリッとした大人な女性が求められる商社の就活写真撮影時には、無難な白無地のシャツを選択しましょう。

背景

続いて背景です。背景はあくまで補佐ですが、印象に影響しないわけではありません。選択肢としては「白」か「青系のグラデーション」をおすすめします。無難に進めたいのであれば白背景が一番です。意図しない印象を持たれることを防げ、加えて清潔感もあります。

一方で青系のグラデーションを選択すれば、爽やかさや明るさを印象づけることができます。遮光性も優れているため、全体的な白飛び感を和らげることもできますね。

表情

商社志望の就活生が証明写真を撮る際は、次のような表情を心がけましょう。

Check

  • 口角を少しだけ上げる
  • 歯を見せない
  • あごを軽く引く

真顔でなく微笑み顔の就活写真も増えてきました。コミュニケーション能力が重視される商社には、口角を少し上げた微笑み顔の就活写真がピッタリです。ただし、頬が持ち上がってほうれい線が深くなるまで上げてはいけません。口が軽く弧を描くぐらいに留めておくべきでしょう。

同様に笑顔だからといって歯を見せるのはやめておくべきです。あくまで証明写真なので、歯を見せずに最低限の真面目な雰囲気はキープしておきましょう。

また、女性は撮影の際にあごを上げてしまう人も多いですが、あごがあがった証明写真はとても不自然です。また、あごを引きすぎても変に上目遣いの写真になってしまいます。胸を張って首ごと後ろに動かすことを意識すると、ちょうどよい角度を作りやすいですよ。

写真ボックスやスマホなどで撮影した写真に少しでも納得がいかない場合は、スタジオでプロのカメラマンに撮影してもらうのがおすすめです。

【男性】商社志望の就活写真の撮り方

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では商社志望の男性就活生に向けて、就活写真の撮り方を解説します。

  • 髪型
  • メイク
  • 服装
  • 背景
  • 表情

の5点の解説を行いますので参考にしてみてくださいね。

髪型

全体的なシルエットとしては、トップは軽くフワっと立ち上げ、サイドは広がらないように抑えるようにしましょう。トップが平らでサイドに膨らんで横長に見えると、野暮ったく清潔感に欠ける印象に見えます。

長さや毛量も控えめの方が清潔感や信頼感をアピールするのに適しています。ベリーショート〜ショートぐらいの髪型がおすすめですよ。

また、男性の場合は印象を大きく分けるのは「前髪」です。後ろ髪やサイドは全く気にしなくてOKというわけではありませんが、商社の就活写真では正面のカットのみ撮影するので、前髪の重要度が高いというわけですね。後ろ髪やサイドは、襟足が正面から見えたり、ツーブロックの刈り上げが目立ったりしなければ大丈夫でしょう。

アップバング

アップバング(up-bang)は「上げた前髪」を意味します。就活シーンでは清潔感や爽やかさを演出するために、おでこを出した髪型を選択するのが一般的です。アップバングはおでこが広く見える髪型なのでうってつけですね。顔がはっきり見えるので「明るい」「活発」「清潔感」といった印象を強くアピールできるため、商社志望の就活男性におすすめの髪型です。

センター分けもおでこを比較的広く出す髪型のため混同されがちですが、アップバングは前髪を真上から斜め後方に持ち上げる髪型です。そのため、前髪の長さが「〜眉上」ぐらいの比較的短めの人に適しています。

センター分け

センター分けは、前髪を中央付近で分け、軽く立ち上げてから左右に流す髪型です。前髪を流しているので、アップバングとは見えるおでこの広さに違いがあり、「知的」や「信頼感」、「誠実さ」といった印象付けに向いています。

ポイントとしては「髪を分ける位置」と「前髪の浮かせ具合」があります。完全に額の中央から前髪を分けるスタイルがトレンドですが、カジュアルな印象が強く就活には適していません。分け目を左右どちらかに若干寄せると、自然な印象になりますよ。

同様に分けた前髪の浮かせすぎも就活シーンでは避けるべきですね。立ち上げは軽めにして、ある程度左右に撫で付けるイメージにしましょう。

メイク

写真写りに大きな違いが生まれるので、男性にもメイクはおすすめです。特に肌の色味や眉のバランスを整えるだけでも、グッと好印象な写真になりますよ。

男性の証明写真メイクは健康的な雰囲気をアップさせることが目的で、女性のように見た目を大きくコントロールするメイクではありませんが、当然メイク未経験の方も多いかと思います。

メイクに不慣れな方には、写真スタジオでのメイクがおすすめです。写真スタジオの中には、男性メイク付きのプランが用意してあるところもあり、男性メイクの経験も豊富なプロのヘアメイクが在籍しています。就活写真の撮影と同時に、写真スタジオで初めてメイクする男性も非常に増えていますよ。

では、実際に商社向けの就活写真の男性メイクについて、

  • ・ベースメイク
  • ・アイブロウメイク
  • ・リップメイク

の3点の解説を行います。

ベースメイク

  • ・テカリや肌トラブルをカバーして「清潔感」や「爽やかさ」をUP!
  • ・肌の色を整えて「健康的」で「信頼感」を感じられる印象に!

ベースメイクとは簡単にいうと「スキンケア」と「肌のトーンアップ」、「肌トラブルのカバー」を行うメイクです。メイク前のスキンケアで肌の保湿と余計な皮脂のオフを行うことで、肌の調子を整えるとともに化粧乗りを良くします。皮脂の取りすぎはNGですが、男性は皮脂の分泌が多めです。乾燥肌以外の人はしっかりと皮脂を取り、油分のあるクリームの使用は避けるとよいでしょう。逆に乾燥肌の人はしっかりと化粧水とクリームで保湿を行ってくださいね。

肌のトーンアップにはファンデーションを、肌トラブルのカバーにはコンシーラーを使います。形状や材質、色味でさまざまな種類があるので、購入時には必ず店員さんに用途を伝え、よく相談した上で購入してください。特に注意したいのが色味で、明るすぎても暗すぎてもNGです。自分の肌色に合っていて、崩れにくいものを選ぶとよいですよ。

アイブロウメイク

  • ・「清潔感」や「信頼感」のために最低でも長さやムダ毛は処理!
  • ・濃さや輪郭を整えれば「キリッとした」「爽やかな」印象に!

眉毛は顔の印象を左右する重要なパーツなので、メイクはせずとも整えるぐらいは最低限しておくことをおすすめします。産毛や輪郭からはみ出た毛を処理するだけでも、凛として清潔感のある印象になりますよ。

眉毛をしっかり好印象に仕上げたい方は、アイブロウペンシルやアイブロウパウダーを使用してメイクにもトライしてみましょう。眉毛メイクで行うことは「輪郭」と「濃さ」の調整です。眉山を含む眉毛のシルエットを作ったり、足りない部分の眉毛を書いたりします。逆にもともと眉毛が濃すぎる場合は、グレーやダークブラウンなどの色のパウダーを使用して、眉毛を薄く見えるようにすることも可能です。形や濃さを調整することで、顔全体がキリッとして爽やかな印象になりますよ。

リップメイク

  • ・最低でも保湿することで「健康的」な印象に!
  • ・薄く色を乗せればさらに「バイタリティ」を感じられる血色に!

リップに抵抗感を感じる男性は少なくないですが、唇に気を遣うことは男性でも重要です。撮影時や面接時は緊張で唇が乾燥しがちなので、最低限保湿だけでもしておくと健康的な印象を損なわずに済みますよ。

さらに好印象に仕上げたい方は、ナチュラルに薄く色が付くリップを使用しましょう。薄いオレンジやピンクのリップを軽く乗せるだけでも血色がよくなり、よりバイタリティを感じられる顔になります。おすすめはマットな質感で保湿効果もあるものです。ツヤっぽく仕上がったり塗りすぎたりすると、撮影時の光に反射してテカるので注意しましょう。唇の輪郭からはみ出しても不自然なので、ティッシュや綿棒でオフしながら塗ってみてくださいね。

服装

続いて服装です。商社マンらしく誠実で爽やかな印象の写真になるように、スーツやワイシャツ、ネクタイまで気を遣いましょう。

リクルートスーツ

商社の就活写真のリクルートスーツは「濃紺や濃いグレー」がおすすめですよ。商社は人気業界のためエントリーが殺到し、履歴書が埋もれやすいです。ブラックスーツを選択する就活生が多い中、濃紺やダークグレーを着用した写真は少しでも目を引きやすくなります。就活シーンではブラックスーツの着用が義務付けられているわけではないので、このような戦略的な撮影方法も十分にありですよ。もちろん無難に進めたければ黒でもOKです。

ただし柄が入ったスーツの着用は、途端にカジュアルな印象になるのでNGです。薄いストライプでも実はよく目立つので、無地のダークカラースーツを選ぶようにしましょう。

ワイシャツ

一方でワイシャツは、万人受けして社交性を感じられやすい白無地がおすすめですよ。スーツやネクタイに色味やデザイン性があるため、シャツに色や柄は不要です。白シャツにもストライプや織柄が入ったものがありますが、スーツと同様に目立つため、できるだけ無地のものを選びましょう。襟の形はレギュラーとワイド、どちらでもOKです。ボタンダウンはもともとノーネクタイでの着用を想定した襟なので、就活での着用はやめておきましょう。

ネクタイ

ネクタイはさまざまなデザインのものがあり、悩みがちなところですが、商社志望の方は積極性や活発性のある印象を与えられるよう、以下のようなネクタイの着用が就活写真の撮影時にはおすすめです。

  • 色:ブルー系、赤系
  • 柄:細いレジメンタルストライプ、細かいドット
  • 大剣幅:7〜8cm

一方で、次のようなネクタイは避けるべきですね。

×

  • 色:白黒や派手な色、光沢の強い色
  • 柄:ペイズリーやチェックなどの派手な柄、大きな柄
  • 大剣幅:7cm未満のナロータイ、9cm以上のワイドタイ

色としては青は誠実で爽やかな印象を与えるため、商社が求める人物像にピッタリの色です。赤は積極的で活発、リーダーシップがある印象につながるので、こちらも商社マン向きですね。逆に白黒や派手な色は、そもそも就活には適していません。赤青であってもビビッドな色味はやめておくべきでしょう。また、光沢が強すぎるものも避けるべきですね。

柄としては細めのレジメンタルや、細かいドットが鉄板です。それ以外の凝った柄はファッション性が強いため、やめておいた方が無難でしょう。またレジメンタルやドットであっても、ストライプが太かったり、ドットが大きかったりすると、途端にカジュアルな印象が強くなってしまいます。

最後に大剣幅です。大剣幅とはネクタイを着用した時に前面に来る、太い方の幅のことです。ビジネスシーンに向いた7〜8cmのスタンダードな大剣のネクタイを選びましょう。ワンポイントアドバイスとしては、着用するスーツのラペル(襟幅)とネクタイの大剣幅が同じくらいだと、均整が取れていておしゃれですね。

細めのナロータイや太めのワイドタイはビジネスシーンには不適切なので、やめておきましょう。

背景

背景の選択肢としては「白」か「青系のグラデーション」をおすすめします。白は無難ですが、意図しない印象を与えることを防げ、かつ清潔感のある写真になりますよ。

また、写真全体の爽やかさがアップするため、青系のグラデーションを選択するのもありですね。遮光性も優れており、全体的な白みを抑えることができます。

表情

最後に表情です。撮影時には次のことを意識しましょう。

Check

  • 口角を少しだけ上げる
  • 歯を見せない
  • 首や顔の筋肉をほぐしておく

商社では誠実かつ親しみやすい印象の人間が歓迎されるため、少しだけ口角を上げた写真が適しています。真顔だと真面目な印象にはつながりますが、昨今は微笑み顔の就活写真も多く、並べて見たときに暗い印象を持たれるでしょう。

少しだけ口が弧線を描く程度に口角を持ち上げて、柔和な印象の就活写真にするのがポイントです。

ただし笑顔だからといって歯を見せるのはNGです。歯を見せた就活写真を取る人もいますが、親しみやすさはあっても真面目さにやや欠けた印象になります。ネガティブに取られる可能性もあるので、口を閉じた微笑みがバランスがよいですね。

また女性と比べて男性は写真に不慣れな方も多いので、撮影時に力が入りがちです。口角をあげたり、あごを引いたりする際に、筋肉がこわばって不自然な印象になることがあります。撮影に入る前にしっかりと首周りと顔の筋肉をほぐしておきましょう。

プロが教える戦略的な商社の就活写真の撮り方のまとめ

Check

  • ・商社の簡単なビジネスモデル
  • ・商社での就活写真でアピールすべき印象
  • ・商社を志望する男女それぞれの就活写真の撮り方

色々と商社に向けた就活写真のポイントがありますが、重要なのは「商社が求める人材像」をよく理解しておくことです。商社の中にもさまざまな業界や職種があるので、自分が志望する先のことを入念に調べ、適切な人材像を具体的にイメージできるようにしておきましょう。


その上でもし、適切な就活写真を撮影する自信がなければ、ぜひご気軽にスタジオインディにご相談ください。商社向けの就活写真を多数撮影してきたプロのカメラマンと、男性ヘアメイクに長けたスタイリストが万全の就活写真をサポートします。衣装や表情などの相談や撮影後の立ち合いレタッチにも対応しているので、写真が苦手な方もスタジオインディでお待ちしております。

4,000人の口コミが1位!就活用の証明写真は『スタジオインディ』

まだ、商社の中だけでなく、エントリーする企業で悩まれている方はぜひ「企業口コミサイトおすすめ5社を比較!」を参考にしてみてくださいね!