転職の証明写真における「服装」のルールとは?男女別に詳しく紹介
写真:福井達也

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福井達也

ポートレートや家族写真を中心に撮影活動しているフォトグラファー。バンタンデザイン研究所専門部を卒業後、広告代理店勤務を経て独立。母校で講師も行うなど幅広く活躍されている。

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はじめに 

転職の証明写真を撮影する際、多くの人が悩むのが「服装」です。

特にオフィスカジュアルや私服で会社へ行っている人は

  • 「いつも通り私服で転職写真を撮っていいの?」
  • 「どんな服を着て撮ればいいんだろう…」

と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

新卒就活ではリクルートスーツを着ていれば問題ありませんでしたが、転職の証明写真では社会人としての経験も踏まえて服装を選ぶ必要があります。

そこで今回の記事では、転職者が気になる「転職の証明写真の服装」のルールを解説していきます!

この記事でわかること

  • 転職の証明写真におすすめな服装
  • 転職の証明写真にリクルートスーツは避けるべき理由
  • 男女別転職の証明写真におすすめの服装・アイテム

転職の証明写真はスーツじゃないとダメ?

転職の証明写真における「服装」のルールとは?男女別に詳しく紹介1

転職の証明写真は「ビジネススーツ」での撮影をおすすめします。

転職の際の証明写真は、面接時の本人確認だけでなく、応募先の企業が応募者の「社会人としての常識」を確認する役割があります。

そのような証明写真を”私服”で撮影してしまうと、企業に「社会人としての常識が身についてない」と評価されてしまうかもしれません。

転職の証明写真は、「ビジネスマンの仕事着はスーツ」という社会通念に沿って、ビジネススーツを着用するのがおすすめです。

新卒就活で使ったリクルートスーツでもあり?

新卒の就活から1年以内の転職ならOKな場合もありますが、転職の証明写真をリクルートスーツで撮るのは、あまりおすすめできません

​リクルートスーツは若々しさや素直さを演出することができますが、転職活動では、若々しい印象よりもより社会人としての経験を評価されることが大切です。

​また、リクルートスーツはサイズやデザインが現在の自分に合っていない可能性もあります。

普段業務ではスーツを着用しないという方も、必要であれば新調することを検討しましょう。​

<男女別>転職の証明写真における服装のルール

転職の証明写真における「服装」のルールとは?男女別に詳しく紹介2

「どんなスーツを着用すればいいのか知りたい!」という転職希望者のために、以下の項目では「転職の証明写真に適した服装のルール」や「服装の選び方」を男女別に解説します。

スーツやシャツなど、細かいアイテムのディティールまで解説するので、ぜひ参考にしてください!

<男性編>転職の証明写真に適した服装のルール

男性が転職の証明写真を撮影する際は、スーツ・シャツ・ネクタイの3つのアイテムを用意しましょう。

以下ではそれぞれのアイテムの選び方を「転職」というシーンに合わせて詳しく解説していきます。

男性の転職写真に適した「スーツ」の選び方

  • ・スーツの種類→​ビジネススーツ
  • ・スーツの色→黒、紺、ダークグレーなどの落ち着いた色
  • ・スーツの柄→無地が基本であるが目立ちすぎなければ柄も可能

男性の転職写真には、落ち着いた雰囲気のあるビジネススーツがおすすめです。

ビジネススーツは、社会人としての信頼感や誠実さを表現するために重要です。​

特に、無地ダークカラーは、落ち着いた印象を与えるため、転職活動に適しています。

​サイズが合っていないスーツはだらしない印象を与える可能性があります。

そのため、ネットではなく実店舗にて試着してからスーツを購入する方が良いです。

男性の転職写真に適した「シャツ」の選び方

  • ・シャツの種類→レギュラーカラーやワイドカラーのワイシャツ
  • ・シャツの色→白、淡いブルー、グレーなどの清潔感のある色
  • ・シャツの柄→無地が基本で柄物は避ける

ワイシャツは、清潔感を演出するために重要なアイテムです。​

特に、男性の転職写真において、白や淡い色の無地のシャツは爽やかで誠実な印象を与えます。

一方で、ボタンダウンシャツはカジュアルな雰囲気を醸すため、転職の証明写真では避けた方が無難です。​

転職の証明写真に限りませんが、シャツにシワがあるとだらしなく見えてしまいます。

撮影前にはしっかりとアイロンをかけ、清潔感を演出しましょう。

男性の転職写真に適した「ネクタイ」の選び方

  • ・ネクタイの色→青、赤、グレーなど
  • ・ネクタイの柄→無地、またはストライプ、ドットなど

ネクタイは、転職の証明写真の中で比較的個性を出しやすいアイテムです。​

青は知的で爽やかな印象、赤は情熱的で力強い印象を与えます。

自らの職歴を踏まえ、アピールしたい強みと整合性がある色を選びましょう。​

柄は、無地やシンプルなストライプ、ドットなどが適しています。​

派手な柄やキャラクターものは避けましょう。

また、ネクタイの結び目が緩んでいたり、曲がっていたりすると、だらしない印象を与えかねないので、転職写真の撮影前にしっかりとチェックしましょう。

<女性編>転職の証明写真に適した服装のルール

女性の転職の証明写真を撮影する際にはスーツ・インナー(ワイシャツ)を用意しましょう。

それぞれ、どのようなアイテムが「転職の証明写真向け」であるのかを徹底解説します。

女性の転職写真に適した「スーツ」の選び方

  • ・スーツの種類→ビジネススーツ
  • ・スーツの色→​​黒、紺、ベージュなどの落ち着いた色
  • ・スーツの柄→​無地が基本で派手な柄は避ける

女性のビジネススーツは、落ち着いた色が基本です。​

種類はパンツスーツ、スカートスーツのどちらでも問題ないため、自分に合ったスタイルを選びましょう。

また、​スーツのサイズが合っていないと、転職写真でだらしない印象を与えてしまいます。そのため、撮影前にスーツのフィット具合を確認して置くことも重要です。

女性の転職写真に適した「インナー」の選び方

  • ・シャツの種類→ワイシャツ、ブラウス、カットソーなど
  • ・シャツの色→白、ベージュ、薄いピンクなどの肌なじみの良い色
  • ・シャツの柄→無地が基本で装飾や柄のないものを選ぶ


転職活動の証明写真において、インナーは主張しすぎず、顔まわりを明るく見せるものがベストです。

白やベージュなどの明るい色味は、表情を引き立て清潔感を演出します。

フリルやレースのような装飾があるインナーはカジュアルな印象を与えてしまうことがあるため、シンプルなデザインのものを選ぶのが望ましいでしょう。

特にインナーの襟元は転職写真で強調される部分です。

そのため襟元が乱れていないかも撮影直前によく確認しましょう。

きれいな転職証明写真に仕上げるための服装の注意点

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転職の証明写真にふさわしい服が選べても、その着こなし方を間違えてしまうとクオリティが落ちてしまいます。

以下では転職写真の撮影でありがちな服装の注意点について、まとめました。

1.撮影前にスーツの汚れがないか確認する

転職活動の証明写真は、第一印象に直結する大切な要素です。

スーツやシャツにシミ・ホコリ・毛玉などがないか事前に確認しましょう。

特に転職写真に適したダークスーツはホコリが目立ちやすく、白シャツは首元の汚れが浮いて見えることがあります。

写真では細かい部分も写りやすいため、ほこり取りやブラシで整えてから臨むと安心です。

2.シャツの襟やネクタイを左右対称に整える

ネクタイの結び目が曲がっていたり、シャツの襟が片方だけ跳ねていたりすると、だらしない印象を与えてしまいます。

そのため、撮影前には鏡で細部までチェックし、左右のバランスを整えましょう。

ネクタイのディンプル(結び目のくぼみ)を作ると立体感が出て、よりフォーマルで信頼感のある印象に仕上がります。

転職の証明写真における「服装」でよくある質問

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転職の証明写真は、新卒就活よりも自由度が高い分、分からないことも多くあると思います。

そこでここからは、転職写真の撮影でよくある服装の疑問に対して1つ1つ回答していきます!

Q.転職写真をジャケットなしで撮るのはあり?

A.基本的にはNGです。

たとえ職場がカジュアルな雰囲気であっても、証明写真は「公的な場に提出するもの」です。

ビジネスマナーの一環として、ジャケットを着用した写真を提出することが望まれます。

転職写真をジャケットなしで撮ってしまうと、応募先の企業に「準備不足」「意識が低い」と受け取られてしまう可能性があるので注意しましょう。

Q.メガネをかけて転職写真を撮影してもいい?

A.問題はありませんが、フレームの色や形には注意しましょう。

フレームが太いデザインの場合、正面から見たさいに目が隠れてしまうことがあるので注意しましょう。

また、ブルーライトカットなどの色つきのメガネはカジュアルな印象を与え、転職の証明写真においてはふさわしくありません。

普段からメガネを着用して業務をしている場合は、メガネをつけていて問題があるわけではありませんが、そうでない場合はメガネを外した方が表情が顔の印象が伝わります。

Q.カジュアルな企業へ応募する時の服装はどうする?

A.いくらカジュアルな企業であっても基本的にスーツを着用しましょう。

ベンチャー企業やクリエイティブ系の自由度が高い会社であっても、転職活動というフォーマルな場においては私服はマナー違反としてみなされる可能性が高いです。

どうしてもリクルートスタイルを避けたい方は、抜け感のあるアイテムを着用するのが良いでしょう。

ビジネスカジュアル寄りのスーツ(例:ライトグレー、ノーカラージャケット)を選ぶことで、企業の雰囲気に合わせた柔軟な印象を与えることができます。

納得のいく転職証明写真を撮るなら写真スタジオがおすすめ! 

インディブログ内に挿入する転職写真LP

ここまで解説したように、転職活動の証明写真は服装をはじめとして注意するべきポイントがたくさんあります。

そこでおすすめなのが「証明写真に特化した写真スタジオ」です。

たとえば、「スタジオインディの転職写真プラン」では、以下のようなサービスが受けられます。

Check!

  • ジャケットやシャツ、ネクタイのレンタルあり
  • プロカメラマンによる撮影
  • 転職に特化した身だしなみや表情、ポージング指導
  • 男性・女性向けのヘアメイク付プランあり
  • デジタルデータの当日受け取りも可能

撮影後にレタッチもしてもらえるので、肌トラブルや寝不足によるクマなどを気にせず撮影が可能です。

スタジオインディの転職プランなら清潔感のある証明写真に仕上げられますよ。

転職の証明写真における服装まとめ

記事のまとめ

  • 新卒と転職では服装の印象戦略が異なる
  • 基本はスーツ着用がマナーでジャケットは必須!
  • 清潔感と落ち着いた印象を意識して経験をアピール
  • 写真スタジオの活用で仕上がりに差が出る

転職活動は、これまでの経験今後の可能性を企業にアピールする場です。

その第一歩となる証明写真では、「社会人としての振る舞い」「誠実さ」「清潔感」がチェックされています。

新卒就活の時と同じ感覚で臨むのではなく、年齢や職歴にふさわしいスーツスタイルを選び、好印象を狙いましょう。