
はじめに
40代に入ってからのミドル転職は、すきま時間に準備を進めている方も多く、大変なものですよね。
中でも悩ましいのが「履歴書写真」です。
- 「今の年齢では何を着ればいいのだろう…」
- 「証明写真機で撮ってもOKかな…」
など、不安や疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、「40代転職の履歴書写真の撮り方」について解説していきます。
好印象を与える証明写真を撮って、40代の転職を円滑に進められるようにしましょう!
この記事でわかること
- 履歴書写真の前提のルール
- 男女別の40代転職の履歴書写真にふさわしい身だしなみ
- 40代転職の履歴書写真の撮影時にとるべき表情と姿勢
- 40代の履歴書写真に適した撮影方法
40代転職|履歴書写真のルールを確認しよう

履歴書写真のルール
- サイズは「縦4cm×横3cm」
- 3ヶ月以内に撮影された証明写真を使う
- 普段の表情と大きく変わらない表情で撮影する
- 貼る前に写真の裏面に名前を書いておく
証明写真なので重要なのは「本人確認がスムーズにできること」です。
撮影してから時間が経過して現在の容姿とかけ離れていたり、普段の姿と大きく異なる服装や表情で撮影したりするのはNGです。
また、紙の履歴書を利用する場合は、写真の裏面に名前を書いておきます。
万が一写真が剥がれ落ちた場合に備えて、しっかりと写真と履歴書を紐づける情報を残しておきましょう。
【女性編】40代女性の転職用「履歴書写真」に適した身だしなみ
ここからは40代女性の方が転職活動用の写真を撮る際の「身だしなみ」について「服装」「メイク」「髪型」の3つのポイントを解説していきます。
40代女性の履歴書写真におすすめの「服装」
40代女性におすすめの服装
- ジャケット→暗めの紺またはグレーの無地ジャケット
- インナー→白系統のワイシャツまたはカットソー
40代女性の転職用の履歴書写真は、「ビジネスシーンの正装」で撮影しましょう。
具体的には、ダークカラーのジャケットと白系のインナーがおすすめです。
新卒時は「リクルートスーツ」一択でしたが、ミドル転職であれば、暗めの紺やグレーでもOKです。
インナーも控えめなものであれば、カットソーでも問題ありません。
色味は白、かつ無地がおすすめです。
40代女性の履歴書写真におすすめの「メイク」
40代女性のメイクのコツ
- ノーメイクや濃いメイクはNG
- 肌のくすみを飛ばしたメイクを意識
- リップとチークで血色感を出す
前提として、濃すぎる普段用のメイクやすっぴんでの転職写真の撮影はNGです。
ビジネスの場としてふさわしいナチュラルな仕上がりのメイクを目指しましょう。
また、40代は肌のくすみやシミなどが目立ってしまう可能性があります。
そのため、ベースメイクはしっかりと行うのがおすすめです。
40代女性の履歴書写真におすすめの「髪型」
40代女性におすすめの髪型
- 髪色は黒か自然な茶色
- 前髪はおでこや顔がよく見えるようにする
- 広がる髪や長い髪はスッキリまとめる
業界にもよりますが、転職時の髪の明るさは「8トーンまで」に抑えておけば問題ありません。
また、髪型で重要なのは「顔がよく見えること」と「清潔感」があることです。
証明写真のマナー的にも印象的にも、前髪は1/3程度はおでこが見えるようにセットしておくと好印象を与えやすいでしょう。
【男性編】40代男性の転職用「履歴書写真」に適した身だしなみ
続いて40代男性が転職用の履歴書写真を撮影する際の身だしなみについて解説していきます。
メイクの重要性についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
40代男性の履歴書写真におすすめの「服装」
40代男性におすすめの服装
- ジャケット→暗めの紺・グレーの無地ジャケット
- インナー→白またはサックスのワイシャツ
- ネクタイ→落ち着きが感じられる色と柄
40代男性の転職写真は、紺またはグレーの無地ジャケットに、白またはサックスのワイシャツを合わせるのがおすすめです。
ネクタイも「明るい鮮やかな色」や「大きな柄」を避けて、年齢相応の落ち着きが感じられるものを選びましょう。
光沢感の強すぎないダークカラーの無地だと、貫禄が出ておすすめですよ。
ただし、大剣幅が通常と異なるタイプやニットタイは避けてください。
40代男性の履歴書写真におすすめの「髪型」
40代男性におすすめの髪型
- 髪色は「黒」で白髪は無理に染めなくてOK
- 長さはベリーショート〜ショート
- 前髪はおでこがよく見えるようにセットする
40代男性の転職写真において、白髪を無理に染める必要はありませんが、髪色は7トーンまでに止めておきましょう。
まれに加齢や紫外線の影響で、昔よりも髪色が明るくなっていることもあるので注意してください。
履歴書写真で好印象なのは「顔がよく見えて清潔感がある髪型」です。
長さは長くてもショートまでに抑え、前髪はおでこがよく見えるように上げたり流したりすることで好印象を与えることができます。
40代男性もメイクをして履歴書写真を撮るのがおすすめ!
男性も撮影時にメイクを行った方が、好印象な転職写真を撮ることができます。
40代男性の中にはメイクに抵抗のある方も多いかと思いますが、メイクには以下のようなメリットがあります。
- ・肌の色を明るくすることで若く活発な印象になる
- ・ニキビや青ヒゲをカバーすることで健康的な印象になる
- ・眉を整えることで存在感がアップする
見た目を「盛る」のではなく、あくまで健康的に見せるのが撮影用メンズメイクの目的です。
特に眉は軽く整えるだけでもかなりキリッとした印象になり、美容院などで簡単に手入れできるのでおすすめです。
40代の転職用「履歴書写真」をきれいに撮るコツ

続いて身だしなみ以外の、40代転職の履歴書写真撮影時のポイントを解説します。
特に重要なのは「表情」と「姿勢」です。
それぞれのコツを以下で紹介していきます。
転職用の履歴書写真を撮る際の表情
履歴書写真を撮影する際の表情は、軽く口角を上げた笑顔がおすすめです。
人当たりがよく、第一印象で「明るい人」といった好印象を与えることができます。
微笑みと言っても、以下のような表情は適していません。
NGな表情
- 歯を見せる
- シワが深くなるほど口角を上げる
- 目を見開く/目を細める
わずかに口角を上げるだけでもグッと柔和な印象になるので、控えめに微笑んでみましょう。
転職用の履歴書写真を撮る際の姿勢
どれだけ服装や髪型が適切でも、姿勢がおかしいだけで写真全体の印象が悪くなってしまいます。
転職用の履歴書写真を撮影する際は以下のポイントを意識して姿勢を作りましょう。
Check!
- 背筋を伸ばす
- 腰を軽く反らせて胸を開く
- 肩の力を抜いて手を膝上に置く
- 首を真っ直ぐにして顎を少しだけ引く
軽く胸を張るようにすると、背筋も適度に伸ばしやすいのでおすすめです。
特に注意したいのが「左右非対称」で、わずかなズレでも転職写真では目立ちます。
首や肩の角度だけでなく、ジャケットもしっかり左右対称になるように気をつけましょう。
40代の転職用「履歴書写真」を撮る方法は3つ

ここまで撮影のポイントについて解説してきましたが、実際に転職用の履歴書写真を撮影するには3つの方法があります。
それぞれ40代の方におすすめのポイントも踏まえて解説するので、参考にしてください。
履歴書写真を「写真スタジオ」で撮る方法
履歴書写真をスタジオで撮影する際のメリット・デメリットは以下のようなものがあります。
メリット
- 写真自体の質が高い
- 志望する業界や職種に合わせた撮影をしてくれる
- 服装や表情、姿勢のアドバイスも受けられる
- ヘアメイクやレタッチ(加工)で気になる点をカバーできる
- 考える手間や悩む手間が減らせる
デメリット
- 数千円〜1.5万円ほどの費用がかかる
- 予約を撮るためのスケジュール調整が必要
スタジオで転職写真を撮影した場合、単に綺麗な証明写真が撮れるだけでなく、志望職種や業界に合わせた撮影を行ってくれます。
また、プロに任せられるので、あれこれ悩む手間を減らせるのも、忙しい40代の方にとっては大きなメリットです。
一方で、利用するスタジオにもよりますが、数千円〜1.5万円ほどの料金がかかるデメリットはあります。
多少お金をかけても、問題のない好印象な写真を撮影したい方におすすめと言えるでしょう。
履歴書写真を「スピード写真機」で撮る方法
スピード写真機で履歴書写真を撮影する方法には、以下のようなメリット・デメリットがあります。
メリット
- 千円程度の費用で済む
- 撮影が数分で完了する
- 近場にあるので移動が楽
デメリット
- 写真の質は高くはない
- 姿勢やメイクなどを自分で対策する必要がある
- 再撮影できる回数に限りがある
スピード写真機の主なメリットは「手軽さ」です。
費用は1回千円程度なので、スタジオ撮影よりも大きく抑えることができます。
また、スピード写真機であれば数分で撮影が済みます。
仕事をしながら転職準備を行う40代の方でも利用しやすい方法です。
ただし、撮影時は服装や姿勢の乱れに気を遣わなければならず、クオリティの高い撮影は望めません。
再撮影できる回数も限られている場合が多い点もデメリットと言えます。
スピード写真機での撮影は、「写真の質よりも手軽さ重視の方」におすすめの方法と言えます。
履歴書写真を「セルフ」で撮る方法
履歴書写真をセルフで撮影する方法もあります。
以下のようなメリット・デメリットがあると覚えておきましょう。
メリット
- 自宅でリラックスして撮影できる
- 何度でも撮り直せる
- プリント以外の費用がかからない
デメリット
- 最低限の質の写真を撮ることが難しくリスクが高い
- 完全に独りの撮影だと手間もかかる
セルフ撮影は自宅で納得のいくまで撮影できるのが強みです。
費用もプリント代以外はかからないので、出費を最大限抑えることができます。
ただしセルフ撮影は「写真の質」が大きな問題です。
スマホカメラの性能は年々高くなっていますが、性能だけでは証明写真として適切な写真は撮影できません。
照明や背景など様々な点に注意しなければ、「自撮り感」のある写真になってしまいます。
アルバイトならまだしも、社会的常識が求められる40代正社員の転職では「自撮り写真」を転職に使用するのは避けた方が良いでしょう。
40代の転職用「履歴書写真」によくある質問

最後に、40代転職の履歴書写真についてよくある質問と、その回答をまとめます。
Q.40代の転職用履歴書写真でNGな撮り方は?
NGな撮影例
- 普段の容姿とかけ離れた服装や表情で撮影する
- 写真全体や顔が暗い状態で撮影する
- 自撮り感の強い写真を撮影する
40代の転職写真を撮影する際、上記に注意しましょう。
新卒と違い、40代の転職では「ビジネスの場をある程度理解している」程で選考が進められます。
そのため、写真だからといって気を抜いて撮影するのはおすすめしません。
Q.転職用の履歴書写真は私服で撮ってもいい?
企業側からの指定がないかぎりは、おすすめしません。
自由度の高い業界を受ける場合は「スーツやオフィスカジュアル以外の服装での撮影」を検討される方もいるでしょう。
しかしその場合も、企業側から特に指定がなければ私服での撮影はやめておくべきです。
40代の転職には相応の常識が求められるので、しっかりとスーツまたはオフィスカジュアルで撮影しましょう。
Q.古い履歴書写真を使い回すとバレる?
必ずしバレるわけではないですが、使い回しはしない方が良いでしょう。
履歴書写真は一般的に「撮影から3ヶ月以内」の写真を利用するのがルールですが、もっと古い写真でも必ずバレるわけではありません。
このルールはあくまで本人確認に支障がないように定められたものです。
それより前でも現在と特に容姿が変わらなければ問題ないですし、バレないこともあるでしょう。
逆に言えば3ヶ月以内でも、現在や面接参加時の容姿と大きく異なる写真はNGです。
髪型やメイクの違いや、メガネの有無などには気をつけましょう。
40代の転職用「履歴書写真」をきれいに撮るコツまとめ
記事のまとめ
- 40代転職の履歴書写真は証明写真として最低限問題がないこと」が重要
- 転職で好印象なのは「年齢相応の落ち着きと常識」が感じられる写真
- 写真の質を重視するなら写真スタジオを利用しよう
40代の方の場合は久々の就職活動になる方も多く、色々と迷うことも多いでしょう。
履歴書写真について迷ったときは
「40代の社会人にふさわしい常識と落ち着きがあるか」を念頭に置いて判断してみてください。
それでも「不安なことがある場合」や「しっかり好印象な写真を撮影したい場合」は写真スタジオがおすすめです。
きれいな転職証明写真が欲しい方は、スタジオインディの利用もご検討ください!