転職の履歴書写真を「スーツ以外」で撮るのはNG?注意点も解説
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福井達也

ポートレートや家族写真を中心に撮影活動しているフォトグラファー。バンタンデザイン研究所専門部を卒業後、広告代理店勤務を経て独立。母校で講師も行うなど幅広く活躍されている。

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はじめに

転職活動をしている方の中には、

  • 「転職活動中だけど、履歴書の写真ってスーツじゃないとダメなのかな…?」
  • 「業種的に私服のほうが自然だけど、非常識だと思われないか不安…」

このような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?

実は、転職用の履歴書写真はスーツが絶対ではありません。

応募先や職種によっては、スーツ以外の服装でも好印象を与えることができます。

ただし、どんな服装でもOKというわけではなく、選び方マナーには注意が必要です。

そこで今回の記事では、以下の3つのポイントに絞って「スーツ以外で履歴書写真を撮るときの正解」をわかりやすく解説します。

この記事でわかること

  • スーツ以外の服装がOKなケースとNGな服装の見極め方
  • 男女別|スーツ以外で撮る場合のおすすめコーディネート
  • 印象をアップさせる写真の撮り方・服装マナーのコツ

転職の履歴書写真を「スーツ以外」で撮るのはアリ?

転職の履歴書写真を「スーツ以外」で撮るのはNG?注意点も解説1

「スーツ以外でも履歴書写真って大丈夫なの?」と、疑問に思う方も多いでしょう。
結論から言うと、転職の証明写真をスーツ以外で撮影してもOKなケースはあります。

ただし、すべての場面で許されるわけではなく、企業風土や職種に合わせた服装選びが重要です。

スーツ以外でもOKな例

  • カジュアルな社風の企業に応募する場合
  • フリーランス・業務委託としての応募
  • 職種によってスーツが不要な場合

転職用の履歴書写真はスーツが基本ですが、スーツが絶対ではないケースもあります。

重要なのは清潔感企業との相性です。

例えば、自由な社風のベンチャー企業やクリエイティブ職はオフィスカジュアルなどの清潔感のある私服なら問題ない場合があります。

ただし、いくらカジュアルな社風であっても見る人によってはカジュアルな証明写真はマイナス印象を与えることもあります。そのため、不安な方はスーツの着用が安心です。

ビジネスをわきまえていない「私服」はNG! 

「スーツ以外=私服全般OK」と捉えてしまうのは、危険です。

Tシャツやジーンズ・パーカー・派手なプリントシャツなど、プライベートで着るようなラフな服装は避けましょう。

履歴書写真でそのような格好をしていると「マナーがなっていない」「ビジネス感覚がない」と見なされてしまいます。

履歴書写真は採用担当者が最初にあなたを“見る”機会です。

「仕事相手として信頼できるか?」を判断する重要なポイントになるため、服装には細心の注意を払う必要があります。

<男女別>転職の履歴書写真を「スーツ以外」で撮る際のおすすめコーデ

転職の履歴書写真を「スーツ以外」で撮るのはNG?注意点も解説2

転職の履歴書写真でスーツ以外を選ぶ場合でも、ビジネスにふさわしい服装選びが重要です。

スーツを着なくても清潔感があり、「仕事を任せたい!」と思わせる服装を選ぶことが大切です。

以下では、男性と女性に分けて、スーツ以外で履歴書写真を撮る際のおすすめコーデを紹介します。

<男性編>転職の履歴書写真を「スーツ以外」で撮る場合の服装

男性の場合、スーツ以外で撮る場合でもビジネスカジュアルを意識した服装が適しています。

シンプルで落ち着いた色合いを選び、きちんと感を大切にしましょう。

  • ・ネイビー・グレーなどの無地のジャケット
  • ・白や薄いブルーの襟付きシャツ
  • ・スラックスやチノパン

色は落ち着いたトーンを選び、柄はなるべく控えめにしましょう。

ジャケットは体型に合ったサイズを選ぶことで、だらしない印象を避けられます。

また、シャツはポロシャツ・Tシャツは避け、シワや汚れのない清潔なものを選びましょう。

第一ボタンまで留めるとより好印象です。

ボトムスはデニムなどのカジュアルなものではなく、スラックスなどがおすすめです。

服装をシンプルで整ったものにすることで、清潔感誠実さを印象づけることができます。

<女性編>転職の履歴書写真を「スーツ以外」で撮る場合の服装

女性の場合も、スーツ以外で履歴書写真を撮る際には、ビジネスにふさわしい服装を選ぶことが重要です。

  • ・ベージュ・グレーのノーカラージャケットやテーラードジャケット
  • ・白や淡い色のシンプルなブラウス
  • ・ひざ丈のスカートやストレートパンツ

ジャケットはノーカラーやテーラードジャケットがおすすめです。

やわらかさ信頼感を兼ね備えた印象を与えられます。

ブラウスは装飾の少ないシンプルなデザインを選ぶことで、落ち着いた雰囲気になります。

白や淡い色のシンプルなブラウスがぴったりです。

ボトムスは体型に合った長さやシルエットを意識し、露出の少ない品のあるスタイルを心がけましょう。

全体のバランスを整えることで、第一印象を格段にアップさせることができます。

転職の履歴書写真をスーツ以外で撮る際の注意点

転職の履歴書写真を「スーツ以外」で撮るのはNG?注意点も解説3

転職活動において履歴書写真の印象はとても重要です。

たとえスーツ以外の服装を選んだとしても、ビジネスマナーを意識した装いでなければ、採用担当者にマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。

ここでは、スーツ以外で履歴書写真を撮影する際に、気をつけたい3つのポイントを詳しく解説します。

注意点1:服は着崩さず正しく着こなす

スーツ以外の服装を選ぶ場合でも、着こなしには細心の注意が必要です。

具体的には、以下のポイントを意識しましょう。

着こなしのポイント

  • シャツやブラウスはきちんとアイロンをかけてシワを伸ばす
  • ボタンは上まで留める
  • ジャケットは体に合ったサイズを選び、袖や肩のラインをきれいに整える
  • スカートやパンツは丈が適切で、腰回りがだらしなく見えないように注意

例えば、ジャケットとパンツのセットアップを選んだとしても、しわくちゃなシャツを中に着ていては良い印象には繋がりません。

自信を持って転職写真を撮るためにも、服装の整え方には十分に注意しましょう。

注意点2:アクセサリーは避ける

履歴書写真では、基本的にアクセサリーは身につけない方が無難です。

ビジネスの場では「控えめ」「落ち着いた印象」が求められます。

避けた方が良いアクセサリー例

  • 大ぶりのピアスやイヤリング
  • きらきらと光るネックレスや指輪
  • カラフルなヘアアクセサリーやカチューシャ

たとえば、金融業界や医療業界など「信頼性」や「誠実さ」が重要視される業種では、アクセサリーが悪目立ちしてしまうとマイナスの印象を与えることがあります。

どうしても身につけたい場合は小さくて目立たないものにとどめましょう。

とはいえ、迷うようであれば「何もつけない」のが最も安全です。

履歴書写真は自分を売り込む第一歩。清潔で誠実な印象を優先させましょう。

注意点3:第三者に服装のアドバイスをもらう

スーツ以外の服装を選ぶとき、自分では大丈夫と思っていても他人の目には「カジュアルすぎる」「だらしない」と映ることがあります。

そのため、撮影前には必ず第三者に見てもらうことをおすすめします。

最近では転職エージェントが履歴書写真のチェックを行ってくれるサービスも増えています。不安な場合は活用すると安心ですね。

転職の履歴書写真の服装選びに迷ったらスタジオのカメラマンに相談しよう

インディブログ内に挿入する転職写真LP

履歴書写真をスーツ以外で撮影する場合、服装選びに迷ったら写真スタジオのプロに相談するのもおすすめです。

特に初めての転職や服装に自信がない方にとって、カメラマンのアドバイスは非常に心強いものになります。

スタジオインディでは、転職証明写真の撮影経験が豊富なプロのカメラマン・ヘアメイクスタッフが撮影を行います。

服装に迷った際は、志望業界や職種に合わせたアドバイスをしてくれるので、服装選びに迷っている方に特におすすめですよ。

転職で使う証明写真の撮影は、ぜひスタジオインディのご利用をご検討ください!

転職の履歴書写真をスーツ以外で撮る際のまとめ

記事のまとめ

  • 履歴書写真の服装はスーツ以外でもOKな場合がある
  • 私服感が強い服装はNG
  • 迷ったら第三者に相談をするのがおすすめ

結論として、スーツ以外の服装でも、ビジネスマナーに配慮した服装であれば問題ありません

ただし、私服感が強すぎたり、派手な服装は避ける必要があります。

服装は自己表現のひとつでもありますが、転職活動では「企業に対する敬意」を服装で示すという側面もあります。

スーツ以外の服装でも、「自分らしさ」と「ビジネスマナー」のバランスを大切にし、好印象を与える写真を準備していきましょう。