はじめに
就活写真は業界、業種ごとに適した撮影方法があることを知っていますか?
希望の業界に合った就活写真でないとESが通らない可能性もあります。
そのため、
- 「メーカー志望だけどどんな風に就活写真を撮影すればいいの?」
- 「メーカー受けの良い就活写真ってどんな就活写真?」
などの疑問を持つ就活生もいるでしょう。
そこで、本記事では、メーカー志望の就活生が就活写真を撮影するときのコツを詳しく解説しているので参考にしてみてくださいね。
この記事でわかること
- メーカー志望が就活写真で採用担当者に与えるべき印象
- 【男女別】メーカー志望の就活写真の撮り方
メーカー志望が就活写真で採用担当者に与えるべき印象
まず、メーカーとは製品の製造加工や販売を行う企業のことです。
メーカーのビジネスモデルは、「製品を製造して売ること」ととてもシンプルで、
- ・自動車メーカー
- ・食品メーカー
- ・化学メーカー
など、メーカーは製品ごとに分類されています。
メーカーでは次のような印象をアピールしていきましょう。
メーカー希望が与えるべき印象
- 誰からも愛されるような社交性や明るさ
- 課題解決を自主的に行える知的さ
- チームのなかで働ける協調性
メーカーは「協調性」がある人材を求めていることが多いです。
メーカーは商品の企画から製造、販売を行っています。1つの製品を完成させるまでにたくさんの人と携わるため、メーカーでは協調性やチームワーク力が大切になってきます。
そのため、「協調性」を感じられる就活写真を撮影することが重要です。
就活写真で与えるべき印象1:誰からも愛されるような社交性や明るさ
メーカーはさまざまな部署や人と携わるため、誰からも愛されるような社交性や明るさが大切です。
社交性や明るさを就活写真で表現するには笑顔が重要になってきます。
歯は見せず、口角を程よく上げ、適度な笑顔で就活写真を撮影しましょう。
就活写真で与えるべき印象2:課題解決を自主的に行える知的さ
メーカー志望の就活生が就活写真を撮影するときに、課題解決を自主的に行える知的さを表現することも大事です。
働いている中で、商品の企画、製造、販売のどの場面でもトラブルが起きる可能性があり、トラブルに直面したときに自主的に解決する力、つまり「知的さ」が求められます。
「知的さ」を就活写真で表現するためには、身だしなみが大切です。
シャツの襟やネクタイをしっかりと整えたり、おでこや眉、目がしっかりと見える髪型にしたりすることで知的な印象を出すことができます。
就活写真で与えるべき印象3:チームのなかで働ける協調性
採用担当者に「協調性がありそう」と感じさせる就活写真を撮るためにも、メイクや髪型、服装は無難なものにしましょう。
もし、個性的なデザインの服装や派手なメイク、髪型にしてしまうと自己主張が強いと思われ、「協調性が欠けているのでは?」と思われてしまう可能性があります。
アパレルメーカーは自分の個性をアピールするための服装、メイクをする人が多いですが、アパレル以外のメーカー志望の方はメイクや髪型、服装は無難なものを選びましょうね。
【女性】メーカー志望の就活写真の撮り方
ここからは、メーカー志望の女性が就活写真を撮影するときのポイントやコツを解説していきます。
「協調性」や「知的さ」、「社交性」を表現するためにも参考にしてみてくださいね。
髪型
ここからは、ショートヘア、ミディアムヘア〜ロングヘア別におすすめの髪型を解説していきます。
髪の長さ関係なしで、前髪は斜め横に流すことをおすすめします。
前髪が長めの方だけでなく、短めな方も斜め横に流すようにしましょう。おでこや目、眉がしっかりと出ることで、明るさや知的さを表現できますよ。
ミディアム〜ロングヘア
ミディアムからロングヘアの方には、一つ結びをおすすめします。
一つ結びにすることで、顔周りがスッキリとするため、清潔感やきっちり感などを出すことができます。
一つ結びをするときは、後れ毛などは出さずに、アホ毛はマトメージュなどのワックスなどを使い、綺麗にまとめるようにすると好印象を与えることができるでしょう!
ショートヘア
ショートヘアの方には、耳掛けストレートヘアがおすすめです。
耳を見せることで明るい印象を与えることができるため、髪を耳に掛けると良いですよ。
また、ショートヘアは外にはねたり、内側にはねたりすることがあるため、ストレートアイロンで根元から毛先までまっすぐに下ろし、ストレートヘアにしましょう。
メイク
次に、メーカー志望の就活生が就活写真を撮影するときのメイクのポイントを解説していきます。
パーツごとに紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
ベースメイク
ベースメイクのポイントは、
- ・ファンデーションの塗り方を工夫する
- ・コンシーラーでクマやくすみ、ニキビ跡を消す
ことです。
就活写真はストロボを当てながら、正面から撮影します。
もし、顔全体に同じ量のファンデーションを塗ったり、厚塗りをしてしまったりすると、顔だけが浮いたり、立体感が出ずにのっぺりとした就活写真になったりしてしまいます。 そのため、ファンデーションを塗る時は、量に注意し、顔の中央と輪郭とで立体感が生まれるように輪郭は薄めに塗ることを心がけましょう。
また、印象の良い就活写真を撮影するためには、クマやニキビ跡などをコンシーラーでカバーすることも重要です。 写真スタジオで撮影する場合、レタッチ(加工修整)でクマなどを目立たなくすることもできますが、不自然な仕上がりになる可能性もあるため、メイクの段階でしっかりと隠すようにしましょう。
アイメイク
アイメイクをするときは
- ・ラメの粒が大きいアイシャドウは避ける
- ・アイラインをハネすぎない
ように注意しましょう。
ラメの粒が大きいものを使ってしまうと、派手な印象や「協調性がないのでは?」といった印象を与えてしまう可能性があります。 そのため、ラメなしもしくは細かいパールの肌なじみの良いブラウン系のアイシャドウパレッドを使うことをおすすめします。
また、アイラインのハネすぎは、派手な印象や自我が強そうと感じるため、就活には向いていません。 目尻部分を2〜3mm延長するようにアイラインを引くと、自然に仕上がり、目も大きく見えるようになりますよ。
アイブロウメイク
メーカーの就活写真を撮影するときは、前髪を横に流すことをおすすめします。
そうすると眉がしっかりと見えるようになるため、アイブロウメイクはしっかりと仕上げる必要があります。
アイブロウメイクをするときのポイントは
- ・眉尻を少し上げ気味に描く
- ・しっかりと色をのせる
ことです。
眉の形次第で顔の印象がガラッと変わります。
メーカーで求められる「知的さ」を表現するためには、眉尻を下げすぎずに少し上げ気味に描くと良いですよ。
また、就活写真を撮影するときはストロボを利用します。ストロボの光で眉の色が飛んでしまうこともあるため、濃くしすぎる必要はありませんが、全体的に均一に色をのせるようにしましょう。
チークメイク
明るい印象を与えるためにも、チークは必ず入れるようにしましょう。
チークを入れるときのポイントは
- ・コーラル系かオレンジ系の色を選ぶ
- ・丸い形にしない
- ・濃く塗りすぎない
ことです。
明るく、女性らしい印象になるため、コーラル系、オレンジ系のチークがおすすめです。
しかし、チークを塗る時に丸く塗ってしまうと幼稚な印象を与えてしまいます。
また、ストロボの光でチームは特に色が薄くなりがちです。だからといって濃くしすぎると、チークを塗った部分だけが浮いてしまい、派手な印象を与えてしまいます。 そのため、チークの塗り方には特に注意しましょう。
リップメイク
メーカー志望の方が就活写真を撮影するときは、マットタイプのリップを利用しましょう。照明やストロボなどの強い光が当たった時にグロスを塗っていたり、ラメ入りのリップを使っていると唇が光っているような仕上がりになってしまい、不自然な就活写真になってしまいます。 そのため、マットタイプのリップがおすすめです!
服装
ここからは、メーカー志望の就活写真を撮影するときの服装について解説していきます。
リクルートスーツ
メーカーにはいろいろな種類があるため、メーカー志望の学生も多く、エントリー数が多い傾向にあります。
つまり、就活写真が埋もれて印象づけられない恐れがあるのです。
そのため、他の就活生と少しでも違いを出せるよう一般的な黒色ではなく、ダークカラーの中でも濃紺や濃いグレーのスーツを着用して就活写真を撮ることをおすすめします。 これは、まさに戦略的な撮り方です。
ブラウス / シャツ
メーカー志望の就活女子には、顔周りがすっきりと見えて、明るく活発的な印象を与えやすいスキッパータイプを選ばれる方が多いです。
また、色は白で無地のものを選びましょう。
薄いピンクやストライプが入っていると、「女の子すぎる」、「幼稚」といった印象を持たれ兼ねません。 そのため、メーカーの証明写真の撮影時には無難な白無地のシャツがおすすめです。
背景
メーカー就活写真を撮影するときの背景の色に困ったら印象を左右しない白にしましょう。
白色の背景にすると清潔感はもちろん、色味によって与える印象が左右されません。 清潔感に加え、遮光性や明るさを印象付けたいなら青系のグラデーションがおすすめです。
表情
Check
- 口角を少しだけ上げる
- 歯を見せない
- あごを軽く引く
メーカーの就活写真で重要視されている「明るさ」と「知的さ」は、目をしっかりと開け口角を適度にあげ、微笑んだ表情で表現することができます。
就活において、真面目な就活写真のほうが好まれるため、歯は見せずに、微笑む程度で留めるようにしてください。
【男性】メーカー志望の就活写真の撮り方
ここからは、メーカー志望の男性が就活写真を撮影するときに気を付けてほしいことを解説していきます。
髪型
メーカー志望の就活写真を撮影するときの髪型は
- ・アップバング
- ・襟足がなく耳元にかからないショートヘア
がおすすめです。
ここからは、これらの髪型が与える印象やセットをするときのポイントを解説していきます。
アップバング
まず、アップバングとは前髪を真上に挙げた前髪のことです。
前髪を上げるセットをするため、おでこが出ます。 すると、おでこや眉、目がはっきりと見えるようになるため「明るい、活発的」などの印象を与えられますよ。
前髪の毛量が多いと毛の多さで前髪が下がってくる可能性をあるため、ヘアセット後はヘアスプレーで固定しましょう。
襟足がなく耳元にかからないショートヘア
メーカー志望の就活写真を撮影するときは、襟足がなく耳元にかからないショートヘアもおすすめです。
ポイントは、襟足がないことです。 襟足が長いと、就活写真に写る可能性もあり、不真面目な印象やだらしない印象を与えてしまいます。
また、耳がしっかりと見えることやショートヘアであることによって「明るい、知的、清潔感がある」といった印象になりますよ。
メイク
「男性もメイクをしたほうがいいの?」と思う方もいるかもしれません。
メーカーの就活写真を撮影するときは、男性もメイクをしたほうがよいです。
メイク初心者の方も簡単にできるメイクを紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
ベースメイク
ベースメイクをするときのポイントは、塗りすぎないことです。 メイクをするときにおすすめのメイク用品は、男性用BBクリームとコンシーラーです。
ファンデーションに比べ、男性用BBクリームは薄付きになっています。 そのため、「こんなに薄くていいのかな」と不安になり、たくさん塗ってしまうかもしれませんが、塗りすぎには注意です。
BBクリームやコンシーラーを塗る目的は肌の色身を整え、健康的な印象を与えることであるため、塗りすぎてしまうと、厚塗り感や肌のテカテカ感が目立ってしまい、違和感を与えかねません。 そのため、ベースメイクをするときは塗りすぎないようにしましょう。
アイブロウメイク
まず、男性は女性に比べ眉毛がしっかりと生えているため、剃刀やハサミなどで長さや形を整える必要があります。
そのあと、アイブロウペンシルやアイブロウパウダーを使い眉を整えていきます。
この時のポイントは
- ・眉尻を少し上げ気味に描く
- ・自分の髪色に近い色を使う
です。
眉尻を少し上げ気味に描くことで、キリっとした印象や知的な印象になりますよ。
また、自分の髪色に近い色を選ばないと眉だけ浮いてしまい、違和感を与えてしまうので注意しましょう。 3色入っているアイブロウパウダーだと色味や濃さの調節がしやすいのでおすすめです。
リップメイク
男性の場合は、色付きのリップではなく、透明のリップを利用しましょう。
唇からはみ出したり、塗りすぎたりすると、撮影時にストロボの光の影響で光ることがあります。
そのため、適量を塗るように心がけてください。
服装
ここからは、メーカー志望の就活写真を撮影するときのおすすめの服装やネクタイの色、柄などについて解説していきます。
リクルートスーツ
メーカー志望の就活生は多いため、エントリー数が増える可能性が高く、就活写真でも埋もれて印象づけられない恐れがあります。
そのため、少しでも他の就活生と違いを出せるよう一般的な黒色のスーツではなく、濃紺や濃いグレーのスーツを着用して就活写真を撮ることをおすすめします。 まさに戦略的な撮り方です。
ストライプ柄などのスーツは「オシャレをしている」と思われ、悪い印象を企業に与える可能性もあるため避け、無地のスーツを着用しましょう。
ワイシャツ
ネクタイやスーツに色味があるので、ワイシャツの色は白色で無地を選びましょう。 清潔感や万人受けする社交性がある印象を与えることができますよ。
また、ワイシャツの種類は襟の開きが100度〜140度くらいと広くなっているワイドカラー、あるいは襟の開きが75度〜90度のレギュラーカラーを選ぶことをおすすめします。
ネクタイ
- ・暗めの赤系or青やネイビー系
- ・ストライプ柄(レジメンタル)or細かいドット柄
上記のネクタイをおすすめします。
暗めの赤系のネクタイは、やる気や情熱、ネイビー系は知的、清潔感といった印象を与えます。
また、レジメンタルなどのストライプ柄は定番のデザインで、意志の強さをアピールできます。一方で、細かいドット柄のネクタイは落ち着きのある雰囲気を出すことができますよ。
ネクタイにはたくさんのデザインがあるので、スーツの色や与えたい印象に合わせて選んでくださいね。
背景
就活写真を撮影するときの背景の色は、白、青、薄いグレーなどがあります。
基本就活生が背景色を選ぶため、もし、背景色に困ったら印象を左右しない白色がおすすめです。 清潔感はもちろん、色味によって与える印象が左右されないからです。
清潔感に加え、遮光性や明るさを印象付けたいなら青系のグラデーションがおすすめですよ。
表情
撮影時には次のことを意識しましょう。
Check
- 口角を少しだけ上げる
- 歯を見せない
- 首や顔の筋肉をほぐしておく
メーカー志望の就活写真を撮影するときに、口角を適度に上げて笑顔を作ると明るい印象、目をしっかりと開け、キリっとした目で撮影すると知的な印象を与えることができます。
男性の場合、少しあごの位置を高くしても落ち着いている印象を出せますが、偉そうな印象も与えてしまう可能性があるので注意しましょう。
プロが教える戦略的なメーカーの就活写真の撮り方のまとめ
この記事でわかること
- メーカー志望が就活写真で採用担当者に与えるべき印象
- 【男女別】メーカー志望の就活写真の撮り方
メーカー志望の就活生は多いため、他の就活生との差別化のためにも質の良い就活写真を撮ることをおすすめします。
そのためにも、今回解説したメイクや髪型、服装などを参考にしてくださいね。
もし、メイクや髪型、表情作りなどに自信がない方は写真スタジオで就活写真を撮影することをおすすめします。